江古田市場は、戦後、築地市場に次ぐ非常に栄えた市場だったが時代の移り変わりとともに勢力を失い、2014 年12 月で長い歴史に幕を閉じた。

普段、市場に賑わいがなくなり店じまいをするとひっそりと顔を出すのは、シャッターに描かれた絵たちだった。

それは市場が終わった後現れる守り神のようにそっと市場を覆い、違う一面の市場を作る。

わたしは市場で脇役だったシャッターの絵を一度ステージの上にあげてみたいと思い、彼らをモチーフにして物語を制作。オムニバス形式の３編の物語を作り、朗読、江古田市場でイメージ映像とともに流した。インスタレーションとして新たな命が吹き込まれたキャラクターたちは、人々の記憶に残り、永遠に生き続けることができるという試み。

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江古田ユニバース 2014 出品

 

インスタレーション / 2014 / 23’ 17

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